藤野　裕美子 /  Yumiko  Fujino

絵画

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滋賀県生まれ　東近江市在住

2012年　LʼArt dans les Cités アーティスト・イン・レジデンス (フランス) 
2013年　京都精華大学大学院芸術研究科博士課程前期日本画専攻修了

 

私はこれまで地方の芸術祭やレジデンスなどをとおして、

特定の地域の古い建築物の中を取材することを繰り返してきた。

空家の中に残されている家財道具や日用品を観察し、

モノが持つ時代背景や個人のエピソードに触れながら、

モノと出来事、そして私自身との関係を探ってきた。

モノから伺い知れるのは、歴史的な出来事は誰かの日常生活の延長上にあり、

そして私たちの生きる社会にも繋がっているということだった。
 

作品の設えは、おかれた環境や観者の気配を常に感じられるようにしている。

誰かが絵画と相対する時、絵画の中に巡る時間が

さらに外側と繋がることをイメージして空間に配置している。

 

おもな展覧会に、2021年 Soft Territory かかわりのあわい　滋賀県立美術館(滋賀)、
2022年 瀬戸内国際芸術祭2022 / SETOUCHI TRIENNALE 2022( 香川)、
2023年 つらなる地点／藤野裕美子 個展  2kw gallery(滋賀)など

 

受賞
2013年　平成24 年度 平和堂財団新進芸術家助成 芸術奨励賞

2021年　令和3年度 滋賀県次世代文化賞
2022年　令和4年度 東近江市文化賞
2024 年　Kyoto Art for Tomorrow 2025 京都府新鋭選抜展　産経新聞社賞
 

2024年〜　京都精華大学芸術学部特任講師

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